栄養相談の成果を導く手順とポイント
-行動変容につながる支援をめざして-
2019. 5. 22 愛知県豊田市
SILE, Structuerd Individual Lifestyle Education は マネジメントに基づく慢性疾患の改善の
ためのライフスタイル改善プログラムです。日本人の糖尿病やメタボリックシンドロームを
対象とした無作為割り付け試験(RCT)により、計画的に6か月間の改善の取り組みをフォロー
することで血糖コントロールやメタボリックシンドロームのリスクを減らすことができる、
ということを実証できました。昨今、糖尿病やCKDなどの慢性疾患の重症化予防事業も各地で
展開され始めていますが、専門職として関わった以上は意味のある『成果』を出す必要があり、
そのためのツールとして使えるプログラムです。 詳細はこちらをご確認ください➡
研修会では、管内の管理栄養士・栄養士を対象としていましたが、「一定期間で成果を評価し、
対象者や主治医にどのように説明するか。」「行動の評価はどのように行うか?」、さらに、
「短時間で食事の問題点を把握する方法」等々をお伝えしました。私達が対象者や主治医の方々
その他の職種から”役に立つ”と評価していただいている、”はずせないポイント”を精査できたのは
弊社の管理栄養士達が「生活の何を変えたら明らかな『成果』が得られるのか」ということを
実践の場から地道に見つけて、理論と結び付けられたからです。
経験の多少に関わらず、専門性を発揮するためには、”エビデンスに基づく知恵”をみんなでシェ
アすることが必須であると思っています。『SILE』プログラムを全国にお伝えして歩き6年目とな
りました。毎年、どこかで『SILE』の実践研修会を開催していただいておりますが、もっと多くの
方々と、このツールを共有できたらとてもうれしいです。
<開催者から届いた参加者の声>
「栄養士として信頼されるため、熱い気持ちが伝わってきました。また、反省するチャンスと
なりました。」
「栄養士としての自覚を再びふるいたたせていただきました。」
「講演で伺った話を基に、自分も成果が出る栄養指導を行えるようになりたいと思いました。」
などといった言葉がたくさん聞かれたとのことです。こちらの真意が伝わりうれしく思います。



新緑と青空がとてもさわやかでした!
